外壁の耐用年数はどれくらい?重ね張りフォームの基本を解説

自宅の美観や機能性を重視し、効率的かつコストパフォーマンスの良いリフォーム方法を求める慎重で実用的な方はいらっしゃるでしょう。
その中には、老朽化した外壁のメンテナンスを検討されている方も多いのではないでしょうか。

今回は、外壁リフォームにおける重ね張りについて、その必要性や基本を解説していきます。

目次

□外壁の耐用年数と重ね張りの必要性

外壁の耐用年数は、素材や環境によって大きく異なります。
一般的に、外壁塗装は10年周期で塗り替えを行うのが推奨されていますが、年数が経過すると、塗装だけでは対応しきれなくなってしまう場合があります。

1:窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメントを主原料に繊維質原料を加えた外壁材です。
デザインやカラーバリエーションが豊富で、新築から10年置きに外壁塗装を行うことで美観や機能性を保てます。

しかし、10年以上経過すると、塗装だけでは劣化を完全に防げず、外壁の張り替えや重ね張りが必要になります。

2:モルタル外壁

モルタル外壁は、砂とセメントと水を混ぜてつくられた外壁材です。
モルタルは、塗装だけでは防水性がなく、新築から10年置きに外壁塗装を行う必要があります。
それ以降は、年数が経過するごとに脆くなっていき、こまめなクラック補修が必要になることもあるのです。

モルタル外壁は、お手入れを続ければ半永久的に持つという声もありますが、隙間を埋めるだけでは美観的に問題があるため、その都度、模様付けと塗装をしなければなりません。
そのため、モルタル外壁は、重ね張りが有効な選択肢となります。

3:金属サイディング

金属サイディングは、ガルバリウム鋼板をはじめとした金属製の外壁材です。
新築から10年置きに外壁塗装を行うことで美観や機能性を保てます。

しかし、10年以上経過すると、塗装だけでは劣化を完全に防げず、外壁の重ね張りが必要になります。
このように、外壁の種類によって耐用年数は異なりますが、いずれにしても、塗装だけでは対応しきれなくなるタイミングが訪れます。

外壁の劣化を放置すると、雨漏りやシロアリ被害などの深刻な問題に繋がる可能性もあります。

重ね張りは、外壁の劣化を食い止め、建物の寿命を延ばす効果も期待できる有効なリフォーム方法です。

□外壁リフォームにおける重ね張りの基本

重ね張りとは、既存の外壁の上に新しい外壁材を重ねて張る工法です。

1:重ね張りのメリット

重ね張りは、外壁を張り替えるよりも費用と工期を抑えられるというメリットがあります。
また、既存の外壁を剥がす必要がないため、騒音やゴミの発生も少なく、住みながらのリフォームが可能です。
さらに、重ね張りをすることで、断熱性や遮音性を向上させる効果も期待できます。

空気層が断熱材の役割を果たし、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。
また、外壁が二重になることで、外部からの騒音を遮断し、より静かな生活空間を実現できるでしょう。

2:重ね張りのデメリット

重ね張りには、建物の総重量が増えるため、耐震性がやや下がるというデメリットがあります。
ただし、近年では、軽量な外壁材や耐震性の高い構造材が開発されているため、このデメリットを軽減できます。
リフォームを検討する際には、専門業者に相談し、建物の構造や周辺環境などを考慮して、最適なリフォーム方法を選択することが重要です。

3:重ね張りの費用

重ね張りの費用は、使用する外壁材の種類や面積、施工内容によって異なります。
一般的な重ね張りの費用は、130~220万円程度です。
外壁を張り替えるよりも安価で、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

□まとめ

重ね張りは、外壁の劣化を食い止め、建物の寿命を延ばす効果が期待できる有効なリフォーム方法です。
費用対効果に優れ、住みながらのリフォームも可能です。
ただし、建物の構造や周辺環境などを考慮して、専門業者に相談し、最適なリフォーム方法を選択することが重要です。
重ね張りを検討されている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

当社はそれぞれの家族の悩みを解消した施工事例が豊富なため、お客様の様々なニーズにお応えいたします。
福井市で屋根にお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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