関西ものづくり新撰2025における弊社技術選定について

株式会社吉光工業
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関西ものづくり新撰2025にWovenCeramicが選定されました

弊社は公益財団法人ふくい産業支援センターの支援を受け、令和6年8月から募集の始まった「関西ものづくり新撰2025」に自主提案課題(申請者自らが解決すべきと考える課題の解決にアプローチした製品・技術等)として製品・技術等名『瓦で織る壁 Woven Ceramic(ウーブンセラミック)』で申請し、令和7年1月選定通知を受けました。

 これにより、令和7年2月26日(水)に大阪市中央公会堂で行われる選定証交付式に参加する予定です。

「関西ものづくり新撰2025」とは

「関西ものづくり新撰」は、販路開拓に意欲のある関西のものづくり中小企業が独自に開発した製品・技術等のビジネス拡大を応援する取組で、製品、技術やビジネスモデルの取り組みを募集し、特に「優れた」「売れる」製品・技術、「新しい」「儲かる」ビジネスモデルを「関西ものづくり新撰」として選定されます。これに選定されると、国系の機関主導による情報発信や販路開拓支援等のビジネス拡大の機会提供を受けられます。技術名称、概要分野、概要、売り(キャッチコピー)など、最近では社会課題に挑むものづくりが評価され、これまでの233件に今回の28件を加えて261件がものづくり新撰に選定されています。

選定技術「瓦で織る壁 Woven Ceramic」

 弊社は1990年代のバブル経済崩壊時に収益改善のため工事施工部門のみに事業統一しました。2018年(平成30年)に現代表が就任後、自社独自の製品保有を強く希望し、ちょうど2017年に小笠原弘建築計画より新規コンセプトの提案を受けたことから、試作に挑んだ結果、見栄え良く越前焼や瓦業界から発注元からも高い評価を受けましたが量産性に課題がありました。そこで、ふくいオープンイノベーション推進機構(福井県工業技術センター/〔公財〕ふくい産業支援センター)に相談し、平成30年度「将来のふくいを牽引する技術開発支援事業」に採択され、高度化に取り組んで量産製品として開発に成功しています。詳細は『瓦で織る壁 Woven Ceramic(ウーブンセラミック)製品開発について』をご参照ください。また、同製品は㈱越前セラミカの多大な協力も頂いています。

受賞裏話(実は二度目の申請)

 弊社では、関西ものづくり新撰2021にも同一技術で申請したことがあります。この時は製品が完成したばかりであること、受注生産だったために売上高が少なく、選定に至りませんでした。ふくい産業支援センターからは、関西ものづくり新撰は、社会に受け入れられていることを訴求するには売上が重要である事、落選した場合でも再チャレンジができること、新商品サービス開発から5年間は申請の機会があることを伝えられました。即ち、今回が最後の申請チャンスである事と、弊社では前回の申請から地道にコツコツと売り上げ実績を積み上げてきていること、ふくい産業支援センターから申請について強い推奨を受けたことから今回の申請に至っております。

今後の展開について

 弊社は令和7年2月26日(水)の選定証交付式に参加予定で、式の状況等については、弊社のホームページ等で結果を周知していきます。また、小笠原弘建築計画および㈱越前セラミカと共に、「瓦で織る壁 Woven Ceramic」をご希望するお客様に対し、付加価値の高い製品を提供していきます。

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この記事を書いた人

屋根・外壁・雨樋工事業 (株)吉光工業の3代目。「快適に暮らす」「人・建物・環境にちょうどいい解決策」をテーマに、できることを色々ご提案します。 一級建築士、 一級建築板金技能士 、遮熱施工管理技士 、宅地建物取引主任者。大阪大学建築工学科卒。大手ハウスメーカーを経て、 2006年から家業に。

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