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外壁目地の補修方法とは?ひび割れモルタル劣化への対処法

外壁目地の補修方法とは?ひび割れモルタル劣化への対処法

外壁の目地がひび割れてきたり、劣化してきたりすると、家の見た目が悪くなるだけでなく、雨漏りなどの原因にもなりかねません。
早めの補修が重要です。
今回は、外壁目地の補修に適した材料と、具体的な補修手順を解説します。

外壁目地の補修に適した材料

ひび割れに最適なシーリング材の種類と選び方

外壁のひび割れ補修には、シーリング材が最適です。
シーリング材には、シリコン系、ウレタン系、変性シリコン系など様々な種類があり、それぞれの特性が異なります。
シリコン系は耐久性が高く、価格も比較的安価ですが、塗装ができないというデメリットがあります。
ウレタン系は伸縮性に優れており、ひび割れやすい箇所に適していますが、紫外線に弱く、耐久性がシリコン系に劣ります。
変性シリコン系は、シリコン系とウレタン系の良い点を兼ね備えた材料で、耐久性と伸縮性のバランスが良いのが特徴です。
使用する場所やひび割れの状況に合わせて、適切な種類のシーリング材を選ぶことが重要です。
例えば、目地幅が広く、大きなひび割れがある場合は、伸縮性に優れたウレタン系が適しているでしょう。
一方、小さなひび割れや、耐久性を重視する場合は、シリコン系や変性シリコン系が適しています。
価格や耐久性、施工性などを考慮し、最適なシーリング材を選びましょう。

モルタル目地の補修に使う材料と選び方のポイント

モルタル目地の補修には、モルタルを使用します。
モルタルは、セメントと砂を混ぜて作る材料で、強度が高く、耐久性に優れています。
しかし、シーリング材と比べて施工難易度が高く、仕上がりにムラが出やすいというデメリットがあります。
使用するモルタルの種類は、補修する目地の状態によって異なります。
ひび割れが小さく、目地の劣化が軽微な場合は、一般的なモルタルを使用できます。
しかし、ひび割れが大きく、目地の劣化が激しい場合は、強度を高めるために、特殊なモルタルを使用する必要があります。

目地の劣化状況に合わせた補修材の選び方

目地の劣化状況は、ひび割れの大きさや深さ、目地の剥がれ具合などによって様々です。
軽微なひび割れであれば、シーリング材で十分に補修できますが、大きなひび割れや目地の剥がれが激しい場合は、モルタルを使用する必要があります。
また、目地の劣化が進行している場合は、下地処理をしっかり行うことが重要です。
下地処理としては、古い目地を完全に除去し、表面を清掃する必要があります。
下地処理をせずに補修材を塗布すると、すぐに剥がれてしまう可能性があります。
目地の劣化状況を正確に判断し、それに合った補修材を選ぶことが、補修成功の鍵となります。

外壁目地の補修手順はどうするの?

シーリング材を使った補修の具体的な手順

シーリング材を使った補修手順は、まず旧シーリング材の除去から始まります。
ヘラなどで完全に除去し、その後、プライマーを塗布します。
プライマーは、シーリング材の密着性を高めるための下塗り材です。
プライマーが乾燥したら、シーリング材をヘラや専用のガンを使って充填します。
この際、気泡が入らないように注意し、表面を平らに仕上げます。
最後に、マスキングテープを剥がして、余分なシーリング材を取り除きます。
乾燥時間はシーリング材の種類によって異なりますので、製品の説明書をよく確認しましょう。

モルタルを使った補修の具体的な手順

モルタルを使った補修は、シーリング材よりも難易度が高いため、ある程度の経験が必要です。
まず、劣化しているモルタルを完全に除去し、下地を清掃します。
次に、モルタルを練り混ぜ、目地に充填します。
この際、こてなどを使い、表面を平らに仕上げます。
モルタルは乾燥する際に収縮するため、数回に分けて充填する必要があります。
また、乾燥時間は天候や気温に影響されるため、十分な乾燥時間を確保しましょう。

補修作業をスムーズに進めるための準備と注意点

補修作業をスムーズに進めるためには、事前に必要な材料や工具を準備しておくことが重要です。
また、作業を行う前に、天気予報を確認し、雨天を避けて作業を行うようにしましょう。
作業中は、安全に配慮し、保護メガネや手袋を着用しましょう。
補修材の種類によっては、乾燥時間が長いため、作業計画を立てて進めることが重要です。
さらに、高所での作業は危険を伴うため、足場を設置するなど、安全対策をしっかり行いましょう。

まとめ

今回は、外壁目地の補修に適した材料と、具体的な補修手順について解説しました。
ひび割れの状況や目地の劣化状態に応じて、適切な補修材を選び、手順に沿って作業を行うことで、効果的に外壁目地の補修を行うことができます。
しかし、高所作業や大規模な補修が必要な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
自宅の外壁を長く美しく保つためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。

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