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瓦葺屋根のメリットデメリット!費用相場とトラブル対処法

瓦葺屋根のメリットデメリット!費用相場とトラブル対処法

美しい景観を演出し、高い耐久性で長年住まいを守る瓦屋根。
その魅力に惹かれ、自宅の屋根材として検討されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、瓦屋根の導入や長期的な維持管理においては、その特性を深く理解し、将来的なコストやメンテナンス計画をしっかりと立てることが不可欠です。
また、予期せぬトラブルが発生した際の適切な対応を知っておくことも、安心できる住まいづくりのためには重要となります。
今回は、瓦屋根の導入から維持、そして万が一の際にも後悔しないための具体的なポイントを解説します。

瓦葺き屋根の導入維持で失敗しないためのポイント

瓦葺き屋根のメリットデメリットを理解する

瓦屋根の最大とも言えるメリットは、その優れた耐久性と長寿命にあります。
適切な施工とメンテナンスが行われれば、50年以上にわたってその性能を維持し続けることが可能です。

また、陶器瓦やいぶし瓦といった種類は、独特の風合いを持ち、和風建築はもちろん、モダンなデザインの住宅にも調和する美しさがあります。
さらに、瓦自体が不燃材であるため、高い耐火性を誇り、火災時の延焼リスクを低減します。
遮音性や断熱性にも優れており、雨音や外部の騒音を軽減し、室内の温度変化を和らげる効果も期待できます。

一方で、瓦屋根のデメリットとしてまず挙げられるのが、その重量です。
瓦は他の屋根材に比べて重いため、建物の構造躯体への負担が大きくなり、特に耐震性を考慮する際には注意が必要です。

また、初期費用もスレート屋根や金属屋根などに比べて高くなる傾向があります。
形状によっては雨仕舞いに工夫が必要な場合や、台風などの強風で瓦が飛散・破損するリスクもゼロではありません。

他の屋根材との比較ポイント

瓦屋根を検討する上で、他の主要な屋根材と比較し、それぞれの特性を理解することは非常に重要です。
例えば、スレート屋根(化粧スレート、カラーベストなど)は、瓦に比べて軽量で初期費用も抑えられますが、耐用年数は瓦よりも短く、定期的な塗装メンテナンスが不可欠です。
金属屋根(ガルバリウム鋼板、トタンなど)は、さらに軽量で耐震性に優れ、デザインの選択肢も豊富ですが、耐火性や遮音性、断熱性においては瓦に劣る場合が多く、初期の傷や錆びへの配慮も必要となります。
アスファルトシングルは、軽量でデザイン性も高いですが、耐用年数や耐風性、耐火性においては瓦に一歩譲ります。
セメント瓦は、瓦の意匠を持ちつつも、粘土瓦に比べて吸水性が高く、塗装によるメンテナンスが推奨されることが多いです。

瓦屋根は、初期費用や重量面でのハードルはありますが、長期的な耐久性、メンテナンス頻度の低さ、そして普遍的な美観という点で、他の屋根材にはない大きなアドバンテージを持っています。

費用相場とメンテナンス長期コスト

瓦屋根の初期費用は、使用する瓦の種類(陶器瓦、いぶし瓦、セメント瓦など)、屋根の形状や面積、そして施工する業者の技術料によって大きく変動しますが、一般的に坪単価で5万円~10万円程度が相場とされています。
これは、スレート屋根や金属屋根と比較すると高めの設定です。
しかし、瓦屋根の真価は、その長期的なコストパフォーマンスにあります。
瓦自体はほとんどメンテナンスフリーですが、屋根の頂上部分にある棟(むね)に使われている漆喰(しっくい)は、約10年~15年程度で劣化し、剥がれやひび割れが生じることがあります。
この漆喰の詰め直し・交換工事は、棟の長さにもよりますが、一般的に数万円から十数万円程度が目安となります。
また、瓦のズレや割れが生じた場合の部分的な補修費用は、数千円から数万円程度が一般的です。
初期費用はかかりますが、50年以上の耐用年数を誇る瓦屋根は、長期的に見ればメンテナンス費用を抑えられ、結果的に経済的な選択肢となり得るのです。

瓦葺き屋根にトラブルが発生したらどうすべき

危険な症状と確認方法

自宅の瓦屋根にトラブルが発生した場合、早期発見と適切な対応が被害の拡大を防ぎます。
まず注意すべき危険な症状として、瓦自体の割れや欠けが挙げられます。
これらは雨漏りの直接的な原因となるだけでなく、強風時に破片が飛散する危険性もあります。
目視で、瓦の表面にひびが入っていないか、一部が欠けていないかを確認しましょう。

次に、瓦のズレや浮きです。
特に強風の後などは、瓦が本来の位置からずれていたり、屋根材全体が浮き上がっていたりすることがあります。
これは雨水の浸入経路を作り、雨漏りを引き起こす原因となります。
屋根の端や棟部分の瓦の並びが乱れていないか注意深く観察してください。

さらに、棟部分の漆喰の剥がれや劣化も重要なサインです。
漆喰は瓦を固定し、雨水の浸入を防ぐ役割を果たしていますが、これが劣化すると棟瓦が不安定になり、雨漏りや瓦の脱落につながる恐れがあります。
漆喰がボロボロになっていたり、隙間ができていたりしないか確認が必要です。
これらの症状は、地上から目視で確認できる範囲もありますが、安全のため、また詳細な状況把握のためには、専門業者による点検(ドローン調査なども含む)を依頼することが最も確実です。

修理補修の選択肢と費用目安

瓦屋根にトラブルが見つかった場合、その症状に応じていくつかの修理補修の選択肢があります。
単独の瓦が割れや欠けを起こしている場合は、その瓦のみを交換する部分補修が一般的です。
この場合の費用は、瓦1枚あたり数千円から1万円程度に、交換作業の工賃が加算されます。
棟部分の漆喰が劣化している場合は、漆喰の詰め直しや交換を行います。
棟の長さや状態によりますが、数万円から十数万円程度が目安となります。

瓦のズレや浮きが見られる場合は、瓦を元の位置に戻し、必要に応じて固定する作業が行われます。
これも数万円程度から対応可能な場合が多いです。
しかし、棟瓦の脱落や広範囲な破損、あるいは瓦の下の防水シート(ルーフィング)の劣化が確認された場合は、より大規模な修理が必要となります。
棟の積み直しや防水シートの張り替えなどは、屋根材を一度剥がす必要も出てくるため、数十万円以上の費用がかかることが一般的です。
修理業者を選ぶ際は、必ず複数の業者から見積もりを取り、工事内容や費用、保証内容を慎重に比較検討することが重要です。

まとめ

瓦屋根は、その美しい外観と優れた耐久性から多くの魅力を持つ一方で、重量や初期費用といった側面も考慮する必要があります。
他の屋根材との比較や、長期的なメンテナンスコスト、費用相場を事前に把握し、ご自身の住まいに最適な選択をすることが重要です。
また、万が一、瓦の割れやズレ、漆喰の劣化といったトラブルが発生した際には、危険な症状を正しく見極め、迅速かつ適切な修理を選択することが、建物の寿命を延ばし、安心できる住まいを維持するために不可欠です。
専門業者と連携し、計画的な管理と対応を進めましょう。

当社では、工事中・工事後も安心していただけるように、賠償責任保険に加入(AIG損保)、万が一にもしっかり対応します。
福井市でお困りの方はお気軽にご相談ください。

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