こんにちは、福井県福井市の屋根・外壁・雨樋工事店、株式会社吉光工業の 吉田です。今日は仕事が休みですが、昨日の現場の2階屋根をリフォーム工事したときのまとめです。2階にTILCOR(ティルコア)シングルCFを葺きます。
いつもここから。新規防水層で、ゴムアスルーフィングを既存の屋根材の上から敷きます。コロニアルにはタッカーは効かないので、板金片を鉄骨用の釘で押さえて、ルーフィングが飛ばないように固定していきます。
その後、屋根材「TILCOR シングルCF」を施工していきます。
「TILCOR シングルCF」はガルバリウム鋼板の上に砂粒がコーティングされた屋根材で、上下方向はハゼで引っ掛け、左右は重ねて施工していきます。一枚当たりの働き長さが大きいので施工性がよいです。表面には縦にリブが入っており、また砂粒の効果もあって、横葺きの屋根材ながら水の横走りが少ない屋根材だと思います。1.7寸勾配から対応と、かなり緩い勾配でも使える屋根材なので、防水性能もしっかりしています。表面は砂粒の効果で雪が滑りにくいので、雪止金具がなくても雪がしっかり止まります。ザ・雪国向け屋根材ですね。
本体はビス固定していきます。ビスはコロニアルを貫通できる専用のビスがあります。ビスの方が釘より引き抜き強度があるので、エア工具で釘打ちするより手間はかかりますが、より良い方法だと思ってこちらを選択しています。
次に隅棟を仕上げていきます。下地をし、TILCORと同じ素材で出来ている棟包みを付けます。
棟は年数が経つと、よく釘が抜けてくるので、ビスで固定するようにしています。
同質の素材で棟も仕上がっていくと、一体感が出てきますね。
これで完成です。
屋根の一番高い部分には、棟換気も設置。自然に屋根裏の通風が取れて、熱気や湿気を排出してくれます。シンプルに棟換気のあるなしで、2階の快適度は変わります。
今日はこれでおしまいです。
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