DIYやリフォームに興味があり、自宅のメンテナンスを自分で行いたいと考えていませんか。
屋根の修理やリフォームを検討している際に、「コンパネ」や「構造用合板」といった言葉を見かけるかもしれません。
「どちらも木製の板だし、同じようなものだろう?」そう思っていませんか?
実は、屋根の修理やリフォームにおいて、コンパネと構造用合板は全く異なる役割を担う材料なのです。
そこで今回は、屋根修理で使用される野地板とコンパネの違いと、コンパネが必要であるかどうか解説します。
□屋根修理で使用される野地板とコンパネってなにが違うの?
屋根の修理やリフォームを行う際に、よく耳にする「野地板」。
「野地板」とは、屋根の下地に使用される木材のことです。
屋根を支え、防水シートや屋根材を固定する重要な役割を担っています。
では、この野地板とコンパネは一体何が違うのでしょうか?
1:野地板の役割と構造用合板
野地板は、屋根材をしっかりと固定し、屋根全体の強度を高めるために欠かせない存在です。
そのため、野地板には、強度と耐久性を兼ね備えた木材が求められます。
一般的に、野地板には12ミリ以上の構造用合板が使用されます。
構造用合板は、複数のベニヤ板を互い違いに重ねて貼り合わせたもので、強度と耐水性に優れています。
2:コンパネの役割
一方、コンパネは「コンクリートパネル」の略で、主にコンクリートの型枠として使用されます。
コンパネは構造用合板と比べて強度が劣り、価格も安価です。
そのため、DIYの素材としても人気がありますが、屋根の構造材としては適していません。
□屋根のカバー工法にコンパネは必要?
屋根のカバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて葺き替える工法です。
カバー工法では、既存の屋根材を剥がさずに済むため、工期が短く、費用を抑えられます。
しかし、カバー工法を行う際には、既存の屋根の強度が十分であることを確認する必要があります。
もし、既存の屋根が劣化している場合は、補強工事が必要になることもあります。
1:カバー工法における野地板の重要性
カバー工法においても、野地板は重要な役割を担います。
既存の野地板が劣化している場合は、新しい野地板を張り替える必要があります。
この際、使用する材料はコンパネではなく、強度と耐久性に優れた構造用合板が推奨されます。
2:コンパネを使用することのデメリット
コンパネは構造用合板と比べて強度が劣るため、屋根のカバー工法に使用すると、屋根の強度が不足する可能性があります。
また、コンパネは構造用合板と比べて耐水性が低いため、雨漏りの原因となる可能性もあります。
3:屋根のカバー工法における適切な材料
屋根のカバー工法では、強度と耐久性に優れた構造用合板を使用することが重要です。
コストカットのために安価なコンパネを使用することは、後々トラブルに繋がる可能性があるので避けましょう。
□まとめ
屋根の修理やリフォームを行う際には、野地板に使用する材料はコンパネではなく、構造用合板を選びましょう。
構造用合板は、強度と耐久性に優れており、屋根の強度と耐久性を維持する上で重要な役割を果たします。
コンパネは、構造用合板と比べて強度が劣り、屋根の構造材としては適していません。
DIYの素材として使用する場合でも、屋根の構造材には使用しないようにしましょう。
屋根の修理やリフォームは、安全に配慮し、専門業者に依頼することが大切です。
当社はそれぞれの家族の悩みを解消した施工事例が豊富なため、お客様の様々なニーズにお応えいたします。
福井市で屋根にお困りの方は、お気軽にご相談ください。