瓦屋根のことならおまかせください。
まずは、屋根全体を点検しましょう。
現状を把握することで、最善の方法が見つかります。
瓦屋根の点検内容
❶屋根に上って全体を目視する
よくあるのが、棟のズレ・棟番線の切れ、谷の穴、瓦の割れです。まずはそこを確認します。
❷平部の瓦のズレを見る
瓦を横から眺めて、水平ラインが出ているかを確認します。
❸瓦の形状の確認
どのメーカーの瓦かを知るために、大きさ・形状・色を確認します。瓦のネジレ、反り、今でも手に入るものかどうかも確認します。
❹瓦の固定方法を確認する
瓦を一枚持ち上げて、何で固定してあるかを確認します。時代の古い順に、銅線吊り、鉄釘、亜鉛釘・黄銅釘、ステンレス釘になります。 鉄釘の場合が、一番問題です。
❺下地の状況を確認する
木か、構造用合板か、土が乗っているのか(古い建物や蔵の場合)、ルーフィングの劣化はどの程度か(破れ、風化、穴あきなど)を確認します。
❻判断をする
以上のように全体を点検をした上で判断をしますが、「何度も同じことが起こる可能性が高い場合」は、確実に葺き替えをオススメする場合があります。
【鉄釘で瓦をとめてある場合】
経年劣化で鉄釘が錆びて膨張し、瓦にあいている釘穴より大きくなります。その時に瓦にヒビが入り、力がかかった時に割れるのですが、どの瓦も同じ状況なので全部割れる可能性があります。
【ルーフィングの劣化が激しい場合】
ルーフィングとは屋根の防水層なので、強風時に瓦の裏に回った水を止めることができなければ、即雨漏れになってしまいます。その他の場合は、状況とご希望を考慮しながら、最善の対処方法をご提案します。